みなさんもなかなか外れない固く閉まったネジやボルトを外すのに、浸透潤滑スプレーを使うことがありますよね。
ラストブリザード
今回紹介するのはただの潤滑スプレーではなく、冷却剤と潤滑剤を合わせた瞬間氷結レグラス ラストブリザードです。
製造元は東洋化学商会という、洗浄剤や滑走剤など数々のケミカル商品を製造している企業です。
テレビでも紹介
観た人も多いでしょうが、この製品はテレビ番組「がっちりマンデー」でも紹介されました。
番組内では普通の浸透潤滑剤との違いとその効果の高さを証明していましたね。
潤滑剤では錆で全く外せなかったボルトが、ラストブリザードを吹き付けると簡単に外すことができたのには驚きでした。
普通の潤滑スプレーとの違い
通常の浸透潤滑剤との違いは、ラストブリザードは吹き付けたボルトを、-42℃の氷結能力で瞬間的に冷やします。
すると冷えることでボルトが縮み隙間ができます。そこへ潤滑剤が浸透していき、ボルトが外れやすくなります。
普通の潤滑剤は浸透していくまでに、長いもので一晩放置するものもあったりします。
しかし!ラストブリザードは氷結剤のちからで潤滑剤がすぐに浸透します。
使い方
1. ノズルを対象物に直接当てる。周囲に吹かず、対象のボルト/ねじに吹くこと。
2. 5~15秒間吹き付ける。ボルトが縮み潤滑剤が浸透。対象物のサイズや錆の度合いで時間を調整する
3. 30秒~5分間 浸透させる。浸透させる時間をとることでより外しやすくする。
ラストブリザードの性能
ラストブリザードは潤滑剤自体も高性能オイルを使用しているので、狭い隙間にどんどん浸透していきます。
また、水置換性(水と置き換わる)のため濡れている場所でも、水を押し出して潤滑剤が入り込みます。
バーナーでの熱膨張
ボルト/ねじが外れない場合、多くのプロが使う技としてバーナーであぶる方法があります。
これは周囲を熱して膨張させることで固着を外すというものです。
ですがこの方法は、周囲に樹脂パーツやゴムがある場合や塗装面には使えません。
しかしラストブリザードはそうした環境でも使用できます。(※変色などの恐れがあるので確認した上で。)
まとめ
潤滑剤の有名どころと言えば、「KURE CRC 5‑56」や「WAKO’S ラスペネ」などがありますが、もしあなたが潤滑剤に限界を感じているのなら、ひと味違ったレグラス ラストブリザードを一度使ってみてはいかがですか?
ここぞというときに期待に応えてくれるヤツです。
コメント