みなさんは車のバンパーのひび割れや、さまざまな樹脂パーツが割れてしまい、修復にお困りではありませんか?
「接着剤で着けてもうまくいかない!」と諦めていませんか?
一部が割れただけで、買い換えるはめになるとたまりませんよね。
しかし!接着剤では補修できない樹脂パーツも、プラスチックリペアキットを使えば強力に補修・補強が可能です!
プラスチックリペアキット
今回紹介するプラスチックリペアキットは、接着剤では補修不可能な箇所や材質に有効です。
針金(溶着ピン)に電気を流し、電熱でプラスチックを溶かして溶着ピンを埋め込みます。
接着剤のように表面だけを接着するのとは違い、内部に芯を通すので非常に強固に仕上がります。
接着剤との違い
接着剤では「面」で接着しないと、「点や辺」では簡単に取れてしまいます。また、ポリエチレンやポリプロピレンは通常の接着剤ではつきません。
強力な接着剤を使ってその時はついているように思えても、負荷を掛けるといきなりポロッと取れてしまいがっかりすることが多いです。
ですが、プラスチックリペアキットなら接着不可能な難接着物も関係なく補修できます!
接着剤では難しいバンパーやカウルのひび割れ補修も、プラスチックリペアキットならDIYで補修可能です!
車やバイクには、重要箇所に難接着物が使われていたりするので、接着剤での修復に限界を感じているならプラスチックリペアキットを使ってみてください!
使い方
私の自転車のペダルが何故かバキバキに割れていたのでこれを補修します。まだ割りと新しく、ぶつけた覚えはないのですが····。
1. 電源を入れ、プラスチックの厚みに合わせて温度調整ダイヤルを回す。
2. ハンドル先端の電極にピンをセット。
3. 接着面にピンを軽く押し当ててハンドルのスイッチを押し、 ピンの温度が上がるのを待つ。
4. ピンが適度な深さに埋め込まれたらスイッチを離し、プラスチックが冷めるのを待つ。
5. プラスチックが冷えてからピンからハンドルを抜く。
6. 範囲に応じてピンを複数埋め込んでいく。角度があるところにはV形のピンを使う。
7. プラスチックから出ているピンをニッパーで切り取る。好みでリューターでならしたりパテでプラスチックの溶けた部分を埋める。
8. 完成!今回は目立たない場所なので強度重視のパテで仕上げました。バンパーなど必要であれば塗装をしましょう。

★溶着ピンで接着させたあとに、プラスチック溶接棒で溶着させると強度UP!

ピンの種類
ピンは形が3種類あり、それぞれ0.6mmと0.8mmの太さがある。
波の小さいピン・・・通常よく使うピン。平面に使う。
V形のピン・・・角度があるところに使う。
波の大きいピン・・・平面の接着面が長い場合と、クリアランスのない場所に使う。
注意点
作業する上で注意すべき点はいくつかあります。
- プラスチックを溶かしすぎてピンを貫通させない。バンパーなど外観に影響があるものは要注意!
- 接着面に押し当てるときは力を入れず、熱で溶けるのを待つ。強く押し込むとピンが曲がったり、プラスチックがいびつに広がってしまいパテ埋めが必要になる。
- 一度ピンを埋め込むとやり直しが効かないので、挿入箇所はあらかじめ決めておくこと。
上記のような注意点があるので、ピンを埋め込むことができない薄いプラスチックには向かないです。
◆使用者の感想
- バイクのフェンダーがバキバキに割れてしまったので、その補修に使用。使い方は簡単だったので、初めてでも綺麗に補修できました!強度もあるので、補修後も割れずに問題なく走れています。
- とても便利!カウルやフェンダーは接着剤では強度的に不安だが、プラスチックリペアキットなら芯が通っているので安心。補修後に、パテ付け、塗装で表から見れば新品同様まで持っていけます!
- バンパー、カウル、エアロ修理に重宝しています。使い方次第で色々応用できそう。パテや塗装で上手に仕上げれば、割れがあったことに気付かないところまで補修可能です。
- 接着剤では着かなかった樹脂パーツの補修が可能に!修理の幅が広がります。ストレートのプラスチックリペアキットは、値段は安いが仕事でも十分に使える。おすすめ!
商品ページ
まとめ
プラスチックリペアキットも安くで手に入るようになりました。発売当初は手が出なかったのですが….。
最近では個人で持っている人も多く、一台持っていると様々な樹脂パーツに使えて便利です。破損パーツの買い換えと比べるとすぐに元は取れますよ!