サビや焼き付きが原因で固着してしまったボルトやナットの角を、ズルズルに潰してしまったことはありませんか?
そのように角が丸くなった(なめた)ボルトを外すのはなかなかに困難です。
なめたボルトを外すプライヤーもありますが、固く締まったボルトだと外せずに、結果悪化させてしまうなんてこともよくあります。
そこで今回は、今までなめたボルト・ナット用の工具を数多く使ってきたなかで、もっとも効果の高かった【Ko-ken】ナットツイスターを紹介します!
なめたボルトに効果絶大!【Ko-ken】ナットツイスター
角のなめたボルトやナットは、通常のソケットでは全く掛かりません。
だからと言って、バイスプライヤーやネジザウルスで掴んでより悪化させてしまったということはありませんか?
実は私はあります。
そんなときに助けてくれたのが、Ko-kenのナットツイスターです!
ナットツイスターの構造
ナットツイスターは、ソケット内部が花形の螺旋状(ツイスト形状)になっており、奥に行くほど狭くなるテーパー形状になっています。
この螺旋テーパー形状が、角のなめたボルトを逃がさずにガチッと掴み、緩め方向に回すことでどんどん噛み込んでいきます。
正直今までこれで外せなかった、なめたボルト/ナットは無いです。
なめたボルトが外せると言いましたが、角が全く残っていなくても問題ありません。
なんと!スタッドボルトやキャップボルトなど、サイズが合えば何にでも使えます!
外したあとのボルトはソケットに噛み込んで取れにくいですが、反対側(ドライブ側)から鉄の棒でも突っ込んでハンマーで叩くと取れます。
応用技!ホイールロックナットへの使用
応用技として、盗難防止のロックナット外しにも使えます。
「ロックナットの専用ソケットを無くしたので外してほしい」という依頼がよくあるのですが、全ての専用ソケットはさすがに持っていません。
そんなときにも役立つのがナットツイスターです!
もちろんロックナットの形状にもよりますが、これで外せるものも多いです。
ナットツイスター使用上の注意点
噛み込んで外すので、外したものはズタズタになります。なめたボルトは再利用しないと思いますが、ロックナットも再使用できないということを理解した上で使いましょう。
ナットツイスター自体は割れない限り何度でも使えます。
♦使用者の感想
- 錆で固着したボルトを外そうと色々試した結果、角がズルズルに丸くなってしまい困り果てていました。しかし、ナットツイスターを使ったところものの数秒で簡単に外すことができました!まさに救世主!
- 奮闘むなしく滑ってかなり状況が悪化してしまったボルトでも、ナットツイスターならしっかり噛み込んで楽に回せました。苦労する前に最初から使っていればよかったです。
- 値段以上の価値があります!四苦八苦していたところ、この工具のおかげで助かりました。今までナットツイスターで緩められなかったものはないです。仕事用にセットで揃えているので何が来ても安心です。
- 車検時にロックナットのキーを紛失してしまい焦りましたが、ナットツイスターで簡単に外せて助かりました!他にも諦めていたサビサビのボルトが外せたことには驚きました!
- これは本当に最強の工具です!エアバックのトルクス、マフラーのボルト、スタッドボルトと今まで本当に助けてもらっています!ナットツイスターを知らなかった頃は、本当に無駄な時間を使っていたなぁと悲しくなります。
ナットツイスター商品ページ
ラインナップは、差込角1/4”,3/8”,1/2”があり、3/8”,1/2”はディープナットツイスターも用意されており、奥まった箇所のボルトにも使えます!
ロックナットバスター

ナットツイスターの他に、Ko-kenからはロックナットバスターという工具もあります。
ナットツイスターとは形状が異なり、ソケット内部に逆ネジが切ってあります。外す方向に回すことで、ドンドン奥に噛み込んでいくという仕組みです。
名前だけ聞くとロックナット専用に聞こえますが、ロックナットを外すための工具ではなく、なめたボルト用の工具だそうです。
しかし形状にもよりますが、これで外せるロックナットもあります。
この工具はナットツイスターと違い、インパクトレンチで使用できるのがいいところです。
まとめ
なめたボルト・ナットが外せなくてお困りでしたら、ぜひナットツイスターを試してみてください。諦めていたボルトも、コレなら外すこと出来るかもしれませんよ!
今すぐに出番はなくても、仕事用や応急用に持っておくと安心ですよ!役に立ってくれる間違いなしの工具です!