みなさんはショックレスハンマーというハンマーをご存じですか?
ショックレス/無反動ハンマー
普通のハンマーで力一杯叩くと、手がジンジン痺れたり、手首を痛めたりします。
これは、ハンマーヘッドは塊なので、叩いたときの衝撃が逃げることなく、そのまま反動が柄に伝わるからです。また、金属ハンマーだと対象物に傷が付きますよね?
ショックレスハンマーは、そのような問題を解決してくれます!
仕組みはメーカーによって違いがありますが、ここでは2つのタイプを紹介します。それぞれの構造・仕組みを見ていきましょう!
鋼球/砂タイプ
このタイプは、安価なショックレスハンマーに多いです。ヘッド内部に小さな鋼球や砂がたくさん入っていて、その鋼球の移動で衝撃を吸収し、柄に反動が伝わりません。
そして、ヘッド部分は樹脂製なので、対象物に傷が付きにくいです。
ハンマーの打撃力は、ヘッドの重さに左右されます。金属ハンマーは重たいので、振り下ろしたときのエネルギーは大きいです。
しかし、ショックレスハンマーも鋼球の重さと、移動したときのエネルギーによって、金属ハンマー並みの力を出せます!
スチールディスクタイプ
このタイプは、「PB スイスツール」無反動ハンマーの仕組みですが、ヘッド内部にスチールディスクが内臓されています。
鋼球/砂タイプだと、ヘッド内をバラバラに動くので、力が分散されてしまいます。
しかしPBのハンマーは、シャフトを通してディスクが並んでいるので、同じ方向に動くことで効率よく反動を吸収します。
また、ディスクが打撃方向にそろって動くことで、打撃力に変換されます。
PB無反動ハンマーは、打撃面の片側がナイロンヘッド、反対側がスチールヘッドとなったモデルがあります。傷がつきやすいものはナイロンヘッドで、釘などを打つときはスチールヘッドと、一本で幅広い作業ができます。
ヘッドは交換可能なので、磨耗してもヘッドのみの買い換えで済みます。
PB無反動ハンマーは、ハンマーにしては高額ですが、皆無と言える程の反動の少なさ、ヘッドが交換可能で長く使える、という点でもそれだけの価値があり、おすすめできます!
まとめ
ショックレスハンマー/無反動ハンマーは、一撃の強い打撃力が必要な整備作業で重宝します!
また、普段ハンマーを使い慣れていない方にも、手を痛めないのでオススメです。
アウトドアでも、ペグ打ちに最適なハンマーです!
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