車の足回りを整備していると、タイロッドエンド(ボールジョイント)を外す場面に出くわすと思います。
この作業がなかなか手強く、固く固着している車両が非常に多いので、慣れているプロでも手間取ることが多々あります。
車種によっては手持ちのプーラーでは歯が立たなかったり、プーラーが負けて破損したりなども良くあります。
そこで今回は、耐久性が高く、高荷重に対応できる【KTC】タイロッドエンドセパレーターを紹介、おすすめします!
【KTC】タイロッドエンドセパレーター AS201
KTCのタイロッドエンドセパレーターは、軽自動車から3リッタークラスまでのタイロッドエンドの抜き取りに対応します。
オフセット形状により、高い耐久性を得ることでより強い力を掛けることができます。
一般的には、写真のようなプーラーを使っている人が多いと思います。値段も安くて手に入りやすいですが、固く固着しているタイロッドエンドには歯が立たいことが多いです。
しかし!KTCタイロッドエンドセパレーターは、定番タイプでは歯が立たないものにも使えるプロ仕様です!
金額は高いですが、「定番タイプを買っても外せなかった。数回で割れてしまった。」ということになるのなら、始めからこれを選んでおくと結果的に安くすみますよ!
プロ仕様と言いましたが、もちろんホビーユーザーにもおすすめです!
KTC タイロッドエンドセパレーター特徴
このツールは最大3tの出力を掛けられる高荷重モデルで、爪はブーツ下に噛ませやすいように薄く作られています。
薄くてもしっかりした強度があるのでご安心ください!
安価なものだとこの爪が厚くて、噛み込ませるだけで一苦労なので、この薄さはありがたいですね!
本体センターボルトは24㎜のレンチで回します。強い力を掛けると、本体が供回りする恐れがあります。
そこで、3/8”(9.5㎜)の差込角がついているので、スピンナハンドルを差し込んで反力保持できます!
これにより、更に強い荷重を掛けることが可能です。
また、センターボルトの軸受け部にはベアリングが使われているので、スムーズに作動してくれます。
製品仕様
- 定格出力1.5t、最大3tに設定。
- オフセット形状により耐久性向上。
- 開口範囲16mm~50mm(軽自動車から3リッタークラスまでのタイロッドエンドに対応。
- センターボルト六角二面幅24㎜。
- 差込角3/8”(9.5㎜)で反力保持可能。
- 安全を考えた脱落防止ヒモ付。
♦使用者の感想
- 高価なツールではありますが、KTCの製品ということで安心して購入できました。普段の作業は安価なハサミタイプを使っていますが、固く外せないボールジョイントが出た時に役立ちます!もしもの時に持っておくべきツールですね!
- これひとつあれば軽~3リッタークラスまで幅広く使え、とても丈夫なので高いとは思いません。安物を買うと少し固着したものでも割れてしまったり、挿入幅が狭くて全く使い物にならなかったりしますが、KTCのセパレーターは高品質でとても使い勝手がいいです!
- ここ最近で一番買って良かったと思える工具です!これはジョーが薄くて固定しやすく、ベアリング内蔵なのでスムーズにレンチが回せます。他のプーラーよりも、あまり力を入れずに外せるように感じます。
- 今まで使ったことのあるタイロッドエンドセパレーターのなかで、一番安全に楽に外すことができました。プロはもちろんのこと、作業に慣れていない一般の方の安全と、失敗しないためにもおすすめできるツールですね。
商品ページ
まとめ
KTCタイロッドエンドセパレーターは、作業能力が高く耐久性もあるので、スムーズに作業が進み長く使えます。
プロの間で人気の商品で、一般の方はなかなか必要な場面はないかもしれませんが、このようなツールもあると知っていればもしもの時に対応できると思います!
コメント