オイルパンのドレンのネジ山がなめてしまう原因の多くは、オーバートルクでの締め付けです。
私もついつい力を入れすぎてしまい、「ズルッ」とやってしまったことが過去何度かあります。
しかし、オイルパンの交換になるとすごい高額で時間もかかるので、
「安くて簡単に自分で直せる方法」
がもしもあるなら、それが一番いいですよね?
そこで今回は、簡単にオイルパンのネジ山を直せるドレンホール修正キットを紹介します。
このアイテムなら作業に慣れていない方でも、簡単に修正可能ですよ!
ドレンホールの修正ツール
オイルパンのドレンホールのネジ山がなめてしまった時、よく使う道具がリコイルのネジ山修正キットでした。
しかし、リコイルは値段が高いので、たったひとつのネジ山を直すのにはなかなか出せる金額ではないです。(ワンサイズだけの修正キットで5000円以上します。)
今回紹介するドレンホール修正キットは、リコイルの半額以下で購入でき、とても簡単に修正できる優れた道具です!
ドレンホール修正キット
ドレンホール修正キットは、工具販売店のストレートから出ている商品です。
このツールでの修正方法は、「元のドレンホールをひとつ上のサイズに切り直してしまう」というもので、ワンサイズ上のタップとドレンボルトがセットになった商品です。
例えば、M12ならM13に拡げるので、ズルズルになめてしまったネジ山でも修正可能です!
サイズを大きくするということで元々使っていたドレンボルトは使えないので、この修正キットに入っている特殊なサイズのドレンボルトを使うことになります。
ラインナップは、この3サイズです。
- M12×1.25㎜用(M13へ修正)
- M12×1.5㎜用(M13へ修正)
- M14×1.5㎜用(M15へ修正)
※元のピッチが違うと使えませんのでお気をつけください。
使い方
- ドリルで潤滑油を使いながら、損傷したネジ山を慎重に削る。
※穴を広げるのが目的ではなく、あくまで損傷した荒い面を取り除くようにすること。穴を広げてしまうと、次でタップを立てることができなくなります。
・M12なら12㎜のドリル
・M14なら13.5㎜のドリル - 付属のタップを使い、タップを立てる。タップを立てるときは斜めにならないように気を付けて、3進んだら2戻るというように慎重に進んでいくこと。
- 切り粉をブレーキクリーナーで完全に取り除いてから、付属のドレンボルトを装着する。
これで作業は完了です。
作業自体は、10分もあれば終えることが出来るでしょう。修正後はオイルの漏れがないか確認をしてください。
アルミのオイルパンは破損しやすいため、潤滑油を必ず使い慎重に行いましょう!
◆使用者の感想
- アルミオイルパンは簡単になめてしまうので困っていましたが、このキットは使い方も簡単で、オイルの漏れも一切ありませんでした。助かりました!
- 誤ってオイルパンのネジ山をねじきってしまい、交換だと4,5万円かかると言われ自分で修正することに。探した物のなかで、一番確実そうなこの修正キットを選びました。安いのに簡単に修正できて、これにして正解でした!
- 強く締め過ぎて、ネジ山が馬鹿になりオイルがにじんでいましたが、このツールで簡単に修正できました。私の場合はドリルで下穴加工せずにそのままタップをきっても問題なかったです!
- ドレンの修正ツールを探していましたが、普通のタップではスカスカで、でもリコイルは高すぎるし・・・という時にこのキットを見付けました!この値段で確実に修正できて大満足です!
- ショップに持っていくと高くつきますが、これだと自分で簡単に直せて、しかも安い!ドレンボルトとパッキンが十分な量が入っているのも嬉しいです!
商品ページ
- 適応ドレンサイズ:M12×1.25
- 仕上がりドレンサイズ:M13×1.25
- 下穴ドリルサイズ:φ12mm
【セット内容】
- タップ(M13×1.25)×1本
- ドレンボルト(M13×1.25:レンチサイズ14mm)×6個
- ドレンワッシャー×12個
※別途タップハンドルやドリルが必要となります。
- 適応ドレンサイズ:M12×1.5
- 仕上がりドレンサイズ:M13×1.5
- 下穴ドリルサイズ:φ12mm
【セット内容】
- タップ(M13×1.5)×1本
- ドレンボルト(M13×1.5:レンチサイズ14mm)×6個
- ドレンワッシャー×12個
※別途タップハンドルやドリルが必要となります。
- 適応ドレンサイズ:M14×1.5
- 仕上がりドレンサイズ:M15×1.5
- 下穴ドリルサイズ:φ13.5mm
【セット内容】
- タップ(M15×1.5)×1本
- ドレンボルト(M15×1.5:レンチサイズ14mm)×6個
- ドレンワッシャー×12個
※別途タップハンドルやドリルが必要となります。
まとめ
修理や交換を依頼すると高くついてしまうドレンホールの修正も、このツールがあればDIYで修理可能です!
こういう便利ツールって知らないだけで結構あるんですよ!
プロでもこのキットを使っている人は多く、信頼性の高い道具なので安心です。
お困りならぜひお試しください!
★合わせて読まれているおすすめ記事


画像出典:https://amazon.co.jp