メンテナンスフリーで知られるCVT車(無段変速機)ですが、メンテナンス不要とはいえ発生する異常・不具合はそれなりにあります。
そして不具合が発生して修理が必要となった場合、CVT車はAT,MT車と違い修理代金は非常に高額となってしまいます。(理由は後述します。)
そこで今回は、CVT車で異常が起きたときに症状を改善し悪化を防ぐCVTオイル添加剤を紹介します。
不具合が出る前に入れておくことで、予防の効果もあるのでぜひ積極的に取り入れることをおすすめします。
CVT車に見られる主な問題・症状
CVT車は、オイル交換すら必要ないというメーカーもあるように、基本的にはメンテナンス不要と言われています。
そんなメンテナンスフリーのCVTユニットですが、シビアコンディション(過走行)や経年劣化では様々な不具合が起こることがあります。
それでは主な症状を紹介します。
■ジャダー現象(車体振動)
発進時や走行中、ブレーキを踏んだ時に、ハンドルがガタガタと振動したり左右にぎこちない動きが起こり、異常な音が発生する現象。オイル漏れ、オイル不足、油圧の低下、オイルの劣化、フィルターの詰まり、チェーンまたはベルトの損傷などが原因となります。
※ホイール周りやブレーキ周りのトラブルである可能性もある為、あまりにひどい状態であればすぐに整備工場やディーラーに相談しましょう。
■スリップ(チェーンまたはベルトの滑り)
エンジンは回転しているが、タイヤへ動力が伝達されていない。オイル漏れ、オイル不足、油圧の低下、オイルの劣化、フィルターの詰まり、チェーンまたはベルトの損傷などが原因で引き起こされます。
■異音
CVT車は発進時や加速時に、新車であっても「カリカリ」や「シャリシャリ」といった音がすることがありますが、これは正常です。
以前は聞こえなかった音がしたり、車両が止まっているときやニュートラルの状態で異音を発した場合は、摩耗した部品がある可能性があります。
■ドライブ・リバースの反応遅延
ギヤを入れてから動き始めまでが、通常よりも時間がかかる。オイル漏れ、オイル不足、フィルターの詰まり、トランスミッションの摩耗が原因である可能性があります。
■作動不能
エンジンはかかるが、「D」または「R」で車両が動かない。オイル不足、フィルターの詰まり、電気系統の異常、トランスミッションにおいて、致命的な故障が発生している可能性があります。
■CVTフルード漏れ
オイル漏れは、CVTトランスミッションのゴムシールやOリングが使用されている箇所から発生する可能性が高いです。オイルが漏れていると、オイル不足により上に挙げたような様々な症状を引き起こします。
おすすめのCVTオイル添加剤
CVT車で修理や交換が必要となった場合、20万~50万円、もしくはそれ以上かかることもあります。
これは、CVTユニットのベルトは金属製のため、ベルトに異常が出ることは考えにくく、交換するとなるとミッションまるごとを載せ換える必要があるため高額になってしまいます。
しかし、万が一前項のような異常が発生した場合でも、CVT専用添加剤を注入することで、症状が改善されることがあります。
また、不具合が発生する前にも添加剤を使用しておくことで、内部パーツの洗浄・保護・潤滑性の向上・オイルの酸化劣化防止・耐摩耗性などの効果で、CVTユニットとCVTオイルの寿命の延長が期待できます。
それでは、CVT車におすすめのオイル添加剤を2点紹介します。
【RISLONE(リスローン)】CVTトランスミッションフィックス RP-61514
【製品情報】
- ジャダーの改善、異音の低減、ベルトの滑り止め、オイル漏れ止め効果がある。
- 温度によるオイルの劣化や焼付きを防止する。
- ベルト式CVTとチェーン式CVTに使用可能。 ※CVT以外のAT、MTには使用不可。
- 内容量:325ml
- 添加量:5∼9LのCVT車・・・1本/5L以下のCVT車・・・1/2本
リスローン CVTトランスミッションフィックスは、合成油ベースの日本市場向けに特別に開発したCVT専用添加剤であり、ジャダーの改善・異音の低減・ベルトの滑り止め・オイルの漏れ止めに効果があります。
極圧・摩擦調整剤と高品質の添加成分により、摩擦面の直接的な接触を回避することで摩擦・摩耗を抑えます。それにより、温度によるオイル劣化、焼付きなどを防止します。
また、Rislone独自の高性能ブースターの効果により、高温が原因となるオイル酸化劣化を抑制し、CVTオイルとCVTシステムの寿命をより長持ちさせます。
AT・MTには使用できませんが、ベルト式CVTとチェーン式CVTには安全に使用いただけます。
【RISLONE-リスローン】とは?
1921年設立以来、高品質な自動車用ケミカル製品を作り続け、全世界で信頼を得ている自動車ケミカルのトップブランド。
長い歴史と確かな北米製の品質で、漏れ止め、補修、メンテナンスなど、広範囲なニーズに答え続けるパイオニアメーカー。
■効果一覧
- シールとガスケットからのオイル漏れ止め。
- 将来的なオイル漏れの予防。
- ミッション内部の洗浄。
- サビと腐食の予防、保護。
- シール・Oリングの柔軟性、性能の回復。
- CVTジャダーの改善。
- CVTベルトの滑り止め、焼付きの防止。
- キュルキュル音、ガタガタ音の除去。
- プラネタリーギア、転動面とスラストワッシャの潤滑。
- 耐摩耗性の向上。
- 高温下のCVTオイルの酸化劣化を抑制。
- CVT、CVTフルードの寿命延長。
■使い方
- 使用の前に、ボトルをよく振っておく。
- CVTフルードに対し、規定量を注入する。(5∼9LのCVT車:1本/5L以下のCVT車:1/2本)※1/2本で効果は得られますが、1本使用しても問題ありません。
- 添加後、症状次第ですぐに効果が得られる場合もありますが、350km程度走行すれば、基本的に効果が発揮されます。
※万が一、症状のひどいCVT車に使用し効果が得られなかった場合は、CVTフルードとフィルターを交換した上、もう一度注入することをお勧めします。
◆使用者の感想
- リスローンは信頼できるケミカルメーカー!このCVT用添加剤は初めて使いましたが、発進時のジャダーはすぐに治まり、トルクも上がりました。目に見えて交換が出たので大満足です!
- CVTに添加剤を使うのは少し怖かったですが、過走行気味で異音と滑りが気になるので使ってみました。結果は大満足で、添加してすぐに異音は気にならないくらいに減少し、滑りも違和感がなく加速できるようになりました。パワーも向上したように走りが変わりました!
- 年数が経ってきたので、CVTフルードの交換と一緒におすすめされたこちらの添加剤を入れてみました。オイル交換の効果ももちろんあるのでしょうが、走り出しがスムーズになり音と振動が軽減しました!大切に長く乗りたいと思い添加剤を利用しましたが、入れて正解だと感じています。
【D-1ケミカル】化学合成オイル添加剤 SOD-1 Plus
【製品情報】
- 発進時のジャダー(車体振動)、シフト・ギヤ入改善。
- 軽度の変速ショック、走行に伴ううなり音、異音、すべり低減。
- 蓄積した酸化物質の還元洗浄。
- 燃費改善、出力の向上。
- Oリング、ゴムシールの硬化抑制と柔軟性の回復。
- オイル漏れ、にじみの防止とシーリング効果。
- エンジンオイル、AT、MT、CVT、PS、4サイクル船舶等幅広く使用可能。
- 内容量:1L
- 添加量:CVT、ATの場合はオイル総量の7%
万能オイル添加剤として抜群の人気と確かな性能を持つ「D-1ケミカル SOD-1Plus」。
CVTフルードに添加すると、オイル交換では除去しきれない汚れを強力な洗浄作用で分解除去します。蓄積した汚れを取り除くことで、変速ショックやジャダーを低減します。
また、劣化して硬化したゴムシール・Oリングの柔軟性を回復させることで油圧漏れを防ぎ、変速ショックや滑りを改善します。
SOD-1は、石油系合成油と比べて油膜が強く、「極性基」という潤滑面に吸着するエネルギーをもっている為、金属面に吸着し摩耗予防・異音の解消・圧縮圧力の改善を行います。CVTシステムの負担が軽減することで長寿命に繋がります。
SOD-1はCVTフルードだけではなく、エンジンオイル、オートマチックトランスミッション、油圧式パワーステアリング、デファレンシャルギア、マニュアルトランスミッション、4サイクル船舶等、幅広いオイルに使用可能な万能オイル添加剤です。
一部の自動車整備振興会の推奨により多くの整備工場で取り扱っているだけでなく、トヨタやホンダを始めとする自動車メーカーも導入を図り、着実に成果を上げています。
■使い方
オイル交換の際に、CVTフルード総量の7%を新油と混ぜて注入する。
◆使用者の感想
- ジャダーが出て不快だったので、評判がよく使っている人が多いSOD-1を購入。驚くほど見事にジャダーが改善しました!それなりに知識のある人なら簡単に交換はできると思います。試す価値あり!
- 修理工場でこのままだとCVTユニットごと交換が必要になると言われ、ネットで一番評価の高かったSOD-1を試しに使ってみました。ガッタガタだったのが劇的に改善しました!高額修理を回避でき、本当に助かりました。
- 悩んでいる人に強くおすすめします!まさに理想の添加剤!様々なオイルに添加でき、洗浄力の強さと潤滑性能の高さはさすが。あらゆる問題を解決してくれるので、まずは使ってみて欲しい!
コメント