鉄板・アルミ板・バンパー等の樹脂パーツ、パイプといった厚みのない母材に、ステーやフック等の装飾品を取り付けるためのネジ穴(雌ネジ)作成に、「ナットリベット」というものがあります。
本来はハンドナッターといった専用工具が必要で、DIYには敷居が高い物でしたが、【ロブテックス】ちょっとナッターを使えばハンドナッター不要で、簡単手軽にナットリベットを取り付けることができます。
何箇所にも打ち込むならハンドナッターがあると便利ですが、数箇所だけであれば安価なちょっとナッターがおすすめです。
薄板のネジ穴作成にはナットリベット
画像の工具をハンドナッターといい、プロが仕事で複数のナットリベットを打ち込むときにはこれを使います。
しかし、DIY作業でほんの数ヵ所に雌ネジを作るだけなら、このような専用工具まで用意するのは大袈裟に感じますよね?
【ロブテックス】ちょっとナッターでは、メガネレンチ、六角レンチがあれば簡単に取り付けることができます。
それでは製品のセット内容と使い方を紹介します。
【ロブテックス】ちょっとナッター
【製品説明】
- 手軽にブラインドナット(エビローレットナット)が使用できる安価で便利なキット。
- すぐに使えるエビローレットナット付き。
- 車の鋼板部、樹脂部(バンパーなど)へのパーツ取り付けに。
- エクステリアなどのアルミ建材へのパーツ取り付けに。
ロブテックス ちょっとナッターは、専用のビス(マンドレル)とナッター本体を使って、ナットリベットをかしめる簡易キットです。
価格は1000円前後なので専用工具を買うことを考えると、数箇所のナットリベット作成には安上がりです。
キット内容は上の写真の通りでかなりシンプルです。
ナッター本体にマンドレルをセットし、付属のローレットナットを通して締め込むだけと使い方は簡単です。(詳しい使い方は次項。)
サイズラインナップはM4,M5,M6の三種類あります。手で締め込むので、M6までが限界なのかもしれません。
使用するにはこのキットとは別に、
- メガネレンチ17㎜
- 六角棒レンチ(M4:3㎜,M5:4㎜,M6:5㎜)
- 潤滑油
の用意が必要です。DIY作業をされている方ならほぼ揃っているでしょう。
たったのこれだけで、ハンドナッターを使わずにローレットナットをかしめることができます。
あとは部材にドリルで下穴を開けます。下穴径と適合部材厚は下の表を参考にしてください。
ネジサイズ | かしめ厚 | 下穴径 | |
M4 | M4×0.7 | 0.5∼2.5 | 6.1㎜ |
M5 | M5×0.8 | 0.5∼2.5 | 7.1㎜ |
M6 | M6×1.0 | 0.5∼3.5 | 9.1㎜ |
■使い方
①ナッター本体にマンドレルを通し、ローレットナットをセットする。ナッター本体の滑り止め面がローレットナットと接するようにする事。マンドレルには毎回潤滑油を塗布する。
② ①でセットしたちょっとナッターを17㎜レンチに取り付けて、下穴を開けた部材に通す。
③六角棒レンチで時計回りに締め込んでいく。①の画像にある「ナットかしめ参考表」を参考にし、締め込みすぎに注意すること。
④締め込みが完了すれば六角棒レンチを半時計回りに回し、マンドレルを取り外す。
⑤アクセサリーや部品を、ビスやボルトで取り付けて完了。
◆使用者の感想
- 使用回数が少ないのでハンドナッターを買うのはもったいないと思っていたところ、このちょっとナッターを見つけました。車の内装パーツ取り付けに使いましたが、しっかりと留まってくれているのでこれにして正解でした!
- 自動車内装のネジ山がバカになったので、エビちょっとナッターで補修しました。使い方は簡単でDIYには丁度いい簡易キットです!価格面でも満足しています。
- 車の荷室のフック取り付けのためのネジ穴作成に使いました。さすがロブテックス!ハンドナッター不要で簡単に使えたのは感動でした!安く済んだので感謝です!
- 商品名どおりの優れもの!専用工具は高くて勿体ない、ちょっと使いたいときに便利な高コスパ商品。自転車のボトルケージのネジ穴補修に使いましたが、しっかりした強度を持っています!
- アウトドア用のテーブルにフックを取り付ける為に購入。薄いアルミ板にも簡単にねじ山を作ることができて、強度も抜群です!折りたたみチェアの接続部の補修にも役立ちました!
■商品ページ
コメント