結束バンド(ケーブルタイ、タイラップ、インシュロック)をカットする際、普通のニッパーを使用すると切り残しが出来てしまいますよね?
そして、その切り残しの先端はとても鋭いので、引っ掛けて手を切ったという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、結束バンドの切り残しを出さずに綺麗にカットできる、結束バンド用ニッパーを紹介します。
さらに今回紹介するニッパーは、ただ綺麗に切れるだけではなく、プラスアルファの便利な機能を備えているおすすめ品です!
とても使い勝手がいいので、ぜひご一読ください。
結束バンド用ニッパー
上の写真は針金や鉄線用の硬いものを切断するニッパーのものですが、刃には厚みがあり、強度を保たせるため(歯を傷めないようにするため)に刃にエッジがあります。
これらのニッパーが一般的によく使われており、工具セットなどにもこの形状のニッパーが入っています。
鉄線用のニッパーで結束バンドを切ると、エッジがあるので切り残しが出来てしまいます。
一方で、プラスチックや工作用の柔らかいものを切断するニッパーは、刃が薄く、エッジをなくしたフラット形状にすることが可能です。
薄刃のフラット形状のニッパーを使えば、切り残しを出さずに綺麗に切ることが出来ます。
プラモデル等のプラスチックパーツをカットをするときには、刃がフラットなプラスチック用ニッパーで十分ですが、結束バンドの切断には、結束バンドに特化している専用ニッパーをおすすめします!
それらの理由と合わせて、結束バンド用ニッパーのおすすめ品を2点紹介します。
- 【ツノダ】 結束バンドニッパー
- 【フジ矢】 キャッチニッパ
【ツノダ】結束バンドニッパー KBN-150
【製品情報】
- 全長:156mm
- 重量:139g
- 配線の結束作業をスピーディーにこなす専用工具。
- 結束バンドを刃元のつかみ刃で締め上げ、先端刃でカット。
- 切り残しの無い切断面、ツラ切りで安全。
ツノダ 結束バンドニッパーは、「これ一本で結束完結」の謳い文句どおり、結束バンドの締め上げとカットをこの一本で完全にこなします。
刃元は結束バンドを強力に掴めるように専用の加工を施しており、滑らずに固く締め上げることができます。
締め上げからカットまでをスピーディに行えるツノダの結束バンド専用ニッパーを使えば、作業性の向上は間違いなしです!
◆使用者の感想
- 普通のニッパーと違い、根本部分で結束バンドの締め付けができて便利。刃先の角度も狭いところでは使いやすく、切れ味が恐ろしくいいので力がいらない!
- タイラップのカットに最適!ハサミやペンチの根本とは全然違い、綺麗にキワ切りができて切り残しが無い。つかみ刃での締め上げも手が入らない狭い場所や固く締め上げたいときに便利。子供やペットが居る家庭では絶対使ったほうがいいです!
- 面一で切れる素晴らしいニッパー!国産メーカー品で切れ味もよく、切断面が滑らか。これ一本で完結に偽りなし!久々にいい工具に出会えました。
【フジ矢】キャッチニッパ 90CS-125
【製品情報】
- 全長:125mm
- 重量:85g
- 切断能力(樹脂):Φ2.0mm
- 刃の形状:ラウンド刃、薄刃
- 飛散防止能力:Φ0.8~2.0mm(結束バンド:100~300mm)
フジ矢 キャッチニッパは、刃の裏面に設置された2枚のプレートで、結束バンドの切れ端をキャッチします。
切れ端の飛び散りを防ぎ、紛失や掃除の手間がなくなるため、作業の軽減や安全性が向上します。
画像のように、2枚のプレートで結束バンドの切れ端を確実にキャッチし、飛散を防止します。
当然ですが、こちらのニッパーでも切り残しのないツラ切りができます。
また、バネ付タイプなので開閉が楽で作業性が上がります。
交換用バネ、飛散防止プレートは別売りで部品販売されているので、紛失した際や、長く使う上でも安心です。
◆使用者の感想
- かなりの優れもの!切れ端の紛失を防げるので、整備作業に最適!エンジンルームに落とすと大変なので。切れ味も良くサクサク切れます。
- 今までは切れ端を抑えるために両手で作業をしていたが、キャッチニッパでは片手で作業ができるので、狭いところで重宝します。切れ端を確実に掴んでくれるので、回収の手間が省けます。切れ味もグッド!
- インシュロックを使う作業が多いのでかなり役立っています。ツラ切りは当たり前として、切れ端をキャッチしてくれるのはとても助かる。紛失が防げて掃除の手間が省けるだけで、作業効率は格段に上がります!
まとめ
今回紹介したツノダとフジ矢のニッパーは、結束バンドのカットに特化した、持っておくと役立つ便利なツールです。
結束バンドの使用が多い作業現場なら、このようなツールをひとつ用意しておくと格段に作業効率が向上しますよ!
刃は結束バンドやプラスチック用なので、鉄線や硬いものは切らないように使い分けましょう!
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