ラチェットレンチでの作業中、ソケットの長さでは届かない奥まった箇所にはエクステンションバー(延長棒)が使われます。
様々なエクステンションバーがありますが、手が届かない場所だからこそソケットが外れるのを防ぐロック付きエクステンションバーが便利です。
また、奥まった狭い箇所にはオフセットタイプのエクステンションバーが重宝します。
そこで今回は、ロック機能付きエクステンションバーとオフセットエクステンションバーのメリットと、おすすめ商品を紹介します。
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ロック付きエクステンションバー
エクステンションバーを使っての作業中に、エンジンルームなど手が届かない狭く奥まった箇所でソケットが外れてしまうと、その回収は非常に困難です。
ロック付きのエクステンションバーは、名前のとおりソケットを保持するロック機構が組まれているため、不意の脱落を防止します。
操作ひとつ、ワンタッチでソケットを着脱できるので、手間もなく使いやすいです。普段から使っていてもソケット交換のストレスは感じません。
ロックの仕組み
クイックリリース(ソケット抜け止め)の付いたラチェットレンチを使ったことがあるのならわかると思いますが、リリースボタンを押さない限り、差込角にあるボールがソケットを固定して抜けることはありません。
ロック付きエクステンションバーも同じ構造で、ボールがソケットの抜け止めとなります。単純な仕組みですが、このロック機構があるだけでかなり安心です。
ロック付きエクステンションバーを使用すれば、その心配もありません。
エンジンルーム等の絶対にソケットを落としてはいけない箇所での作業には、ロック付きエクステンションバーを使うことをおすすめします。
ロック付きエクステンションバーおすすめ3選
- 【STAHLWILLE】クイックリリースエクステンションバー
- 【Wera】ロックエクステンションバー
- 【STRAIGHT】エクステンションバーロッキングタイプ
【STAHLWILLE】クイックリリースエクステンションバー
スタビレー クイックリリースエクステンションバーは、ボタンのワンタッチ操作で簡単にソケットを着脱できます。
スタビレーでは、エクステンションバー以外にもユニバーサルジョイントやTハンドル、ドライバーハンドルなどで、このクイックリリースタイプを製造しています。
エクステンションバーでは、差込角1/4”(6.3㎜),3/8”(9.5㎜),1/2”(12.7㎜)と揃っており、長さもラインナップ豊富なので商品ページでご確認ください。
◆使用者の感想
- 一度ソケットをエンジンルームに落としてしまってからラチェットもエクステンションバーもロック付きに変えました。スタビレーのクイックリリースは扱いやすくて非常に便利。耐久性も高く長く使えます。
- 一度使うと手放せなくなる!普通のエクステンションバーでもそうそうソケットが抜けることはないが、奥まった箇所のボルト・ナットにはやっぱりロック付きが安心です。
- スタビレーの製品は精度が高くがたつきもないので安心して使えます。ソケットはしっかり保持され、リリースボタンを押さない限りまず抜けることはないでしょう。値段は少し高いが、仕事で使うので安全性と正確性を考えると必要な投資ですね。
【Wera】ロックエクステンションバー
ヴェラ ロックエクステンションバーは、緑ボタンの反対側が赤ボタンになっており、赤を押すとロックが掛かり、緑を押すと解除となります。
エクステンションバーに付いている黒いスリーブは、空転するようになっているので、指で保持することで安定して早回しができるので便利です。
スタビレー同様、差込角3サイズに長さもショート~ロングサイズまであるので、必要な長さを選びましょう。
◆使用者の感想
- 固く締まったボルトにソケットが噛み込んでしまって外れなくなったとき、このロック付きエクステンションバーがあって助かりました!Weraの製品はロック機能の他にスリーブで早回しができるので使いやすく、強度、精度も優秀です!
- 自分はソケットが抜け落ちたことはまだ無いですが、周りからは苦労したとよく聞くので保険として買いました。これを使うだけで安心ですし、まずなんといっても使いやすい!信頼できるメーカーの商品なので品質は確かです。
- 通常のエクステンションバーにプラス数百円で安心を買えるならロック付きを選びますね。値段は安いが見た目がよく、品質は必要十分。
【STRAIGHT】エクステンションバーロッキングタイプ
【製品情報】
- 差込角:3/8″(9.5mm)
- 全長: 150mm
- 重量:150g
ストレートのロック付きエクステンションバーは、差込角3/8″の長さ150mmのワンサイズしかありませんが、お手頃な価格と扱いやすさから人気の商品です。
黒いリングを引っ張ることでロックが解除され、ソケットレンチを脱着できます。スタビレーやヴェラのようにボタン操作ではないので、こっちの方が好みという人も多いでしょう。
◆使用の感想
- プラグ交換用に購入。これを使えばプラグにソケットが噛み込んで外れなくなる事故を防げます!150mmという長さもちょうどよく使いやすいです。
- ソケットを落としたくない場面で重宝しています。これとナットグリップソケットを組み合わせれば狭所での作業も安心です。スリーブの動きもスムーズで、ソケットの交換もやりやすい良い商品です。
- 狭い箇所のボルト取付時の必需品。コスパがいいので1/4や1/2、その他の長さも出してくれるとありがたいです。大満足のツールです。
オフセットエクステンションバー
奥まった深い箇所の作業にはエクステンションバーを使いますが、通常の真っ直ぐのエクステンションバーではアクセスできないボルト・ナットも多いです。
「ほんの少しだけ角度が欲しい!」というような場面では、首振りが可能なオフセットタイプが役に立ちます。
■オフセットとは?
差込角がオフセットになっていると、ソケットを軽く差し込んだ位置で首振りとして使えます。コーケンのオフセットエクステンションバーでは、この状態で片側15°の首振りが可能です。
また、奥までしっかり差し込むことで直線に固定されるため、一本で二通りの使い方ができる便利な構造です。
なかでも、国産のソケットレンチ専門メーカーのコーケンが製造販売している製品が非常に優秀です。
それでは、【Ko-ken】オフセットエクステンションバーを紹介します。
【Ko-ken】オフセットエクステンションバー
凸側(ソケット差込側)はオフセット形状になっており、片側15°の角度を付けることが可能です。
凹側(レンチ差込側)にはローレット加工が施されており、ラチェットが効くまでの手回しや、握りやすいのでエクステンションバーの脱着時に便利です。
このコーケンのエクステンションバーをおすすめする一番の理由が、このローレット加工です。ローレット部には6つの凹凸があるため、ただのローレット加工とは違い指がしっかりかかるので、とても回しやすいです。
あとはなんと言ってもかっこいいです。他とは違ったデザインも気に入っています。
オフセットタイプのエクステンションバーを探しているなら、ぜひともコーケンのオフセットタイプを試していただきたいです。
商品ラインナップ
▪️差込角1/4”(6.3㎜)
全長(㎜) | ローレット部太さ(㎜) | 重量(g) |
28 | 12.3 | 14 |
50 | 12.3 | 23 |
70 | 12.3 | 33 |
100 | 12.3 | 43 |
150 | 12.3 | 62 |
200 | 12.3 | 80 |
250 | 12.3 | 100 |
▪️差込角3/8″(9.5㎜)
全長(㎜) | ローレット部太さ(㎜) | 重量(g) |
32 | 18 | 26 |
50 | 18 | 42 |
75 | 18 | 57 |
125 | 18 | 80 |
150 | 18 | 98 |
250 | 18 | 144 |
300 | 18 | 170 |
▪️差込角1/2″(12.7㎜)
全長(㎜) | ローレット部太さ(㎜) | 重量(g) |
50 | 24 | 95 |
75 | 24 | 111 |
125 | 24 | 157 |
150 | 24 | 181 |
250 | 24 | 357 |
400 | 24 | 650 |
◆使用者の感想
- さすがコーケン、作りがいい。他社の製品よりも安心して使えます。サイズのラインナップも豊富なので適切な長さで作業ができる。
- 滑り止めの加工が秀逸で、手袋をしていても回しやすい。はじめて触ったときにこの感触と見た目に惚れました!やっぱりソケットツールはコーケンですね。
- エクステンションバーはコーケンしか使いません。太さ、重さ、耐久性、文句のつけようがない。通常のエクステンションバーでは届かないボルトにもアクセスできるので、とても重宝しています。
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