ネジ山修正に使用するタップとダイスですが、タップホルダーとダイスホルダーには様々な形状があります。
ラチェット機能が付いたものや、狭い箇所や奥まったところにもアクセスできるホルダーがあり、使用箇所によって使い分けをすると作業効率が上がります。
そこで今回は、ネジ山修正の作業効率を格段にUPさせるタップホルダー&ダイスホルダーのおすすめ商品4選を紹介します。
タップホルダー・ダイスホルダーのおすすめ4選
上記のホルダーは標準的なタップホルダーとダイスホルダーですが、これを使って作業をされている方が多いと思います。
しかし、ひらけた場所であれば問題ありませんが、狭い箇所や障害物の多い場所のネジ山修正には、横に長く伸びたハンドルが邪魔をして思うように回せません。
そういう時に、今回紹介するホルダーを使って効率よく作業をして欲しいです。
それではおすすめのタップホルダー2点、ダイスホルダー2点を紹介します。
【STRAIGHT】ラチェット式タップホルダー
【製品情報】
- 適応タップサイズ:M3~M10
- ハンドル長さ:120mm
- 差込角:3/8″(9.5mm)
- 六角部:17mm
- 重量:210g(ハンドル含む)
ストレート ラチェット式タップホルダーは、ラチェット機構を備えている非常に使い勝手のいい製品です。
右回転,固定,左回転と切り替えができるのでネジ山修正が効率的に行え、修正後のタップ抜き取りも素早く行えます。
片手での操作もしやすいサイズ感であり、ハンドルバーはスライドさせることができるので障害物がある狭い箇所のネジ山修正にも最適です。
また、ハンドルバーを外して、17mmメガネレンチや3/8″ラチェットレンチを取り付けて使うこともできます。
ディープソケットやエクステンションバーと組み合わせることで、奥まった箇所の修正にも役立ちます。
この手のラチェット式タップホルダーは他のメーカーからも販売されていますが、メガネレンチとラチェットレンチの両方で使える製品はあまり見ません。
ラチェット式をお探しなら、汎用性が高く様々な場面に対応できるこちらの製品がおすすめです。
◆使用者の感想
- これは便利!思っていたとおり、ラチェット式は楽ですね。仕事でタップを良く使うので、素早く回せるこの製品は重宝しています。強度もしっかりしており、M10程度の修正ではそうそう壊れることはなさそう。
- ハンドルが短いので狭い箇所でも使いやすい。ボルトやシャフトが突き出た場所でも、ハンドルをスライドさせれば躱して回すことができ、手持ちのラチェットレンチを使えば従来のタップハンドルが使えない箇所の修正も可能。便利です!
- ラチェット機能があることで、タップの抜き取りがリズミカルに素早くできる。修正箇所が多いときは、それだけでこのタップホルダーの価値を感じられる!本体は結構太いので、壁際などの修正には適しません。
【STRAIGHT】タップホールドソケット
【製品情報】
- 差込角:3/8″(9.5mm)
品番 | 対応タップサイズ | 全長×直径 |
---|---|---|
18-303 | M4~8 | 60×φ16.5mm |
18-304 | M10~12 | 64×φ18.5mm |
18-305 | M13~14 | 66×φ20.5mm |
ストレート タップホールドソケットは、ラチェットレンチなどの3/8″ハンドルレンチを取り付けて使用するタップホルダーです。
一般的なタップハンドルでは使用できないような場所でも、エクステンションバーや様々なレンチの組み合わせと工夫で、応用の幅が広がる製品です。
ラチェットレンチなどの片手ハンドルでは水平を取りづらいですが、T型ハンドルを使えば両手で安定して回すことができます。
サイズは3種類あり、それぞれの適応範囲は狭いですが、本体の直径が細いので狭く奥まった箇所でのタップ作業にも適しています。
使い方次第で様々な場面で応用ができるタップホルダーです。
◆使用者の感想
- ものすごく便利!以前は奥まった箇所のネジ山修正は、モンキーレンチでちまちまやっていましたが、これがあれば楽々作業が進みます。タップ作業をするならぜひ持っておきたいおすすめ品です!
- 他メーカーの同等品を購入した時は、作業中にタップの締め付けが緩んできて、その都度固定し直すという有り様でした。そこで今回、評判のいいストレート製のタップホルダーを買いましたが全く緩まない!最高です!
- もしもの時にあると便利。奥まった場所の修正も延長すれば難なく届く。道具の組み合わせ、使用者の工夫次第で可能性の広がるツール。買って損はしないでしょう!
【TOP】ネジ修正 アダプター
【製品情報】
- 適応ダイス:丸型ダイス(外径25mm用)
- 六角部サイズ:17mm
- 重量:65g
- 外径:35mm
- 止めネジ:M6(六角穴対辺3mm)
TOP ネジ修正アダプターは、外径25mmまでの丸型ダイス専用のダイスホルダーです。適応外径サイズのダイスを取り付けていろいろなサイズのネジに対応可能です。
貫通式のため、全ネジボルトやアンカーボルト、スタッドボルト等のネジ山の修正に最適です。
六角部にラチェットレンチやメガネレンチ等の工具を差し込んで使えます。(※6角ソケットは使用不可。12角のソケットやメガネレンチに対応。)
ローレット加工付きで、修正したい箇所まで指で早廻しができる点も便利です。
ダイス固定止めネジ用の六角棒レンチが付属しています。
この他に、ダイス外径38mmと50mmがラインナップされています。大きなサイズをお探しならそちらも確認してください。
◆使用者の感想
- 車のネジ山清掃に。普通のダイスハンドルが入らないような狭いところも、ラチェットやギアレンチで回せるので使いやすい。ギアレンチで使えば貫通できるのでハブボルトの修正も簡単です!
- 状況次第でハンドルを選べるので重宝します!17mmギアレンチで使えば狭くハンドルが回せないところも余裕で回せ、T字ハンドルで使えば安定して力を入れれます。値段も安くて助かります。
- 奥まった場所のスタッド修正に大活躍!17mmディープソケットにエクステンションバー、T字ハンドルがベストな組み合わせ!これがないと仕事になりません。
【STRAIGHT】6角ダイスホルダーソケット&
エクステンションバーセット
【製品情報】
- セット内容:1″ダイスホルダーソケット、専用エクステンションバー150mm
- 適応ダイス:六角ダイス
- 適応ダイスサイズ:1″(25.4mm)
- 後端6角部二面幅:19mm
- ソケット外径:φ42mm
- エクステンションバー内径:φ13mm
こちらのストレート ダイスホルダー&エクステンションバーセットは、六角ダイス専用のダイスホルダーです。
ダイスをホルダーにセットし、ローレット加工の黒いリング部を矢印の方向へ回すことでダイスが固定できます。
ダイスホールドソケットとエクステンションバーは分離でき、それぞれの後部六角二面幅は19mmとなっており、ソケットやメガネレンチ、スパナ等を使用して回します。(※6角と12角のどちらでも使用可能。)
エクステンションバーは全長150mm、内部は内径13㎜の貫通仕様のため、長く突き出たボルトにも使うことができる非常に便利な製品です。
◆使用者の感想
- 短いネジならソケット単体でも使用でき、エクステンションバーを使えば長いスタッドボルトの修正に重宝します。メガネラチェットでも使えるのでものすごく楽になりました!
- これは優れもの!丸型ダイスと比べて、六角ダイスは作業中にホルダーからずれる(滑る)心配がないです。また、このダイスホルダーはロックの構造がしっかりしており、ダイスの不意の脱落の心配がありません。
- 面白くておすすめの製品です。痒いところに手が届くと言うのか、使用者や現場のことをよく考えてくれています。エクステンションバーの内部が13mmあるので、ほとんどの作業で問題なく使えます。
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使用上の注意点
これらのホルダーは、様々なツールを組み合わせて使えて非常に便利ですが、注意すべき点があります。
ラチェットレンチやメガネレンチなどの、片手で回すハンドルで使うと水平に回すのが難しいです。ダイスを斜めにかけてしまうと、修正するどころかネジ山を破損させてしまいます。
力の入れ方には気を付けて慎重に作業しましょう。
スペースに余裕がある場所では、T字ハンドルやスライディングハンドルを使うことで、通常のダイスホルダーの様に水平に回すことができます。
安定して作業ができるので用意しておくことをおすすめします。
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